シーズン開幕!都響660回定期
2008年4月28日 音楽
新たにエリアフ・インバルを指揮者に迎えて都響がスタート、開幕のプログラムはマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」。文句はない。今年で72歳(ねずみ年なんだね)のインバルだが、この曲をやるにはもう全力を振り絞って指揮するほかない。実にエネルギッシュな指揮ぶりだった。登場して指揮台に上がった彼はまず2本の指揮棒を手に取り、どちらを使おうかと選んでいた。長さはどちらも短めで大差ない感じだったが、珍しい光景ではあった。
インバルの解釈はオーソドックスなもので、やや肩透かしという気もなくはなかったけれど、それはそれで良かった。ただ指揮ぶりを見ていると指示は直前直前に出ているので、おそらく指揮を見て演奏したり、歌ったりするのは難しいだろう。かなり克明に譜面を追っていたのも意外だった。
本日のMVPはやはり晋友会の合唱である。最後まで力強さと美しさが失われない見事な出来。思えば晋友会はもともとこの曲を歌うために作られた団体である。1980年のこと。小沢さんの指揮による新日本フィルの定期で、私にとっても初めて聴く8番だったなぁ。
大編成なことばかり目立つが、ソリストたちのパートもとても重要。今日は8人のソリストだれもが良かったが、初めて聴くソプラノの半田美和子さん(写真)の大ファンになってしまった。天は二物を与えたのである。プロフィールを見るとフィガロでスザンナをよく歌っているみたいなのである。なるほどピッタリ!見てみたいなぁ〜。
さて、最初にインバルの年のことを書いた。都響は4月から彼をシェフに迎えたわけなのだが、私はやっぱりもう少し若い人を呼ぶべきではないかと考える。インバルなら看板としては申し分なく集客力もあるかもしれない。しかし、就任最初のシーズンでも指揮するのは最初と最後だけの2ヶ月だけである。若くて能力もあり、腰をすえてやってくれる指揮者?探せばいると思うのだが。
インバルの解釈はオーソドックスなもので、やや肩透かしという気もなくはなかったけれど、それはそれで良かった。ただ指揮ぶりを見ていると指示は直前直前に出ているので、おそらく指揮を見て演奏したり、歌ったりするのは難しいだろう。かなり克明に譜面を追っていたのも意外だった。
本日のMVPはやはり晋友会の合唱である。最後まで力強さと美しさが失われない見事な出来。思えば晋友会はもともとこの曲を歌うために作られた団体である。1980年のこと。小沢さんの指揮による新日本フィルの定期で、私にとっても初めて聴く8番だったなぁ。
大編成なことばかり目立つが、ソリストたちのパートもとても重要。今日は8人のソリストだれもが良かったが、初めて聴くソプラノの半田美和子さん(写真)の大ファンになってしまった。天は二物を与えたのである。プロフィールを見るとフィガロでスザンナをよく歌っているみたいなのである。なるほどピッタリ!見てみたいなぁ〜。
さて、最初にインバルの年のことを書いた。都響は4月から彼をシェフに迎えたわけなのだが、私はやっぱりもう少し若い人を呼ぶべきではないかと考える。インバルなら看板としては申し分なく集客力もあるかもしれない。しかし、就任最初のシーズンでも指揮するのは最初と最後だけの2ヶ月だけである。若くて能力もあり、腰をすえてやってくれる指揮者?探せばいると思うのだが。
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