山田先生のCD
 この夏、山田一雄先生のCDが再発、復刻された。とても嬉しい。
 ○マーラー 交響曲第2番「復活」 京響、ほか
  (TOWER RECORDS VICTOR HERITAGE COLLECTION NCS-593 )
 山田先生のマーラーは「復活」を含めて実演でもたくさん聴いたし、レコードでは都響とのそれは美しい8番があった(本当はそちらのほうを早くCD化してもらいたい)。この録音が発売された記憶がないのだが、素晴らしい内容である。「京響!いいじゃないか」という感じ。テンポは至極オーソドックスなものだが、聴くにつれこれは大家の演奏そのものと納得させられる。終楽章の力強い合唱も感動的であった。
 ○チャイコフスキー 交響曲第5番 新星日響
  (フォンテック FOCD-3239 )
 期間限定のスペシャルプライスというこだが、事実上の廉価再発盤。なのに帯は初回の正価のまま。こういうやり方も賢明だと思う。これも懐かしい録音。今は東フィルと合併してなくなってしまった新星日響の初の欧州楽旅の際に作られた一枚だ。当時のコンサートマスターは美人で私ももちろん大ファンだった佐藤さん。彼女の優しそうな音がそのままオケの音となる。
そういうオケと山田先生のとっても良い仕事。 

コメント

ちょろきゅ
ちょろきゅ
2007年10月2日16:48

山田一雄先生の録音、札響との録音でベートーヴェンの交響曲全曲のCDもあるんですよ。
1989年から1991年までの録音です。
すべて北海道厚生年金会館での定期演奏会の録音です。
交響曲第1番だけ矢崎彦太郎さんという指揮者ですが、ほかはすべて山田先生の指揮です。
テンポは遅めですね。

ポミーカ
ポミーカ
2007年10月6日7:41

いいなぁ、聴いてみたい。録音の時期も良いですね。HMVやタワーでは売っていないみたい。5000円くらいで再発してくれないか知ら。