じっと家で........
灼熱の列島と化しているこの一週間、夏休みはおとなしく家で過ごす。HMVのサイトにある「在庫あり」商品を選んで注文する日々です。
 ○マタイ受難曲(初期稿)
ビラー&ゲヴァントハウス管弦楽団、聖トーマス教会合唱団
(Rondeau Production ROP4020)
先月発売されたマタイの最新盤。このメンバーの、この版の録音を世界一待っていたはずなのに発売を全く知らなかった!HMVやタワーのページを見ない日はないのに不思議である。中身については2004年の東京での公演を丁寧にドイツで録音してくれたという感じで文句の付けようのないもの。エヴァンゲリストのペッツォルトがさらに巧みになっている。ソプラノのゼルビッヒの素晴らしさについては繰り返し言ってきた。この一組でマタイをさらに買うこともないだろう。
 ○コルンゴルト バイオリン協奏曲 ほか
    B.シュミット(vn)小澤征爾&ウィーン・フィル、他
 ザルツブルク音楽祭のライブシリーズ。シャハムの演奏でよく聴いた曲なのだが、曲が楽しいだけにだれの演奏でも楽しめる。実況盤だけにさらにスリリング、さすがにバックのウィーンフィルは美しく余裕でつけている。
 ○ジュリアーニ ギター協奏曲全集 マッカーリ、プリエーゼ(g)オーケストラ“アンサンブル・オットチェント”
   (Brilliant Classics  BRL92621)
 ギターは最近特に好きな楽器。ユーザーレビューで誰もが褒めていたので注文してみた。バランスが良いということなのか随分ギターの音が控えめに感じる、と言うか協奏曲などバイオリンパートが活躍しすぎている。ジュリアーニの曲はモーツァルトに似ているようなところもあるような聴きやすいもの。
 ○ベルリオーズ 幻想交響曲
   フレスティエ&セント・ソリ管弦楽団
    (ACCORD FESTIVAL  4768963)
 聞いた事のない指揮者、オーケストラ。けれどもこの盤も聴いた人たちは皆絶賛している。どんなんかなーと聴いてみて驚き。とにかく速い!三楽章を12分で終えてしまう演奏など初めて。オケはなかなか上手く速いテンポにも乱れることはない。フレスティエはフランスの作曲家兼指揮者だったそうで、斉藤秀雄さんがこれを振ったらこんな感じになったんじゃないかと思った。大変興味深く楽しめた演奏。なお、ホームページにはロゼンタールのデュカスがカップリングされているとなっていたがさらにラベルのダフニスの第二組曲が収録されていた。
 そのほかに買って届いているもの
  ○ブルックナー 交響曲第7番 
    ボルトン&ザルツブルク・モーツァルテウム管
     (BMG OEHMS  OC568)
  ○マーラー  『リュッケルト歌曲集』『亡き子をしのぶ歌』 『子供の魔法の角笛』から4曲 マイヤー、マゼール&バイエルン放送響   (Rca  74321571292)
  マイヤーの「亡き子〜」は聴いた。この曲はやはり女声が良いと思う。歌唱、オケともに素晴らしかった。

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