シェリング!素晴らしい!!
台風の影響で三連休はたぶん家です。昨日食料品を買いだめしました。
 オルフェオのライブシリーズの新譜が二枚。そのうちシェリングが弾いたブラームスの協奏曲がなんといっても聴きもの。
 ○ブラームス バイオリン協奏曲ニ長調
  ドヴォルザーク:序曲『フス教徒』
    クーベリック指揮バイエルン放送響(独オルフェオ ORFEOR719071)
 67年1月のウィーンで録音。見事な楷書で書かれた書のようなブラームス。実演でこれだけのものを聴かされたらもう脱帽するしかないだろう。この曲のファーストチョイスにしてもいいと思う。大推薦。どこからどう聴いてもいいのだ。
 ○ハルトマン 作品集
    クーベリック指揮バイエルン放送響(独オルフェオ ORFEOR718071)
 クーベリックと同時代のハルトマンの作品集。聴いた事のないものばかり3曲が収められている。彼の指揮によるハルトマンの録音は交響曲があるが、その録音を聴くとクーベリック自身の作品と非常に作風が似ていることがわかる。おおいに共感して作品を取り上げていたのだと思う。シュナイダーハンをソリストに迎えたヴァイオリンと弦楽合奏のための葬送協奏曲、冒頭の旋律はスメタナの「わが祖国」のブラニークのそれとうり二つのように聴こえる。解説書にはそれらの記述はないみたいだけれど似ている。でもまあこれはやはりマニア向け。ハルトマンを聴いてみようと思うなら上記の交響曲を聴くと良い(第4&8交響曲 ユニバーサル UCCG3963)

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