ザ・ニュースペーパー2006
 劇団ニュースペーパーの公演を初めて見てきた(15日 さいたま市文化センター)。先週東京公演が行われ、引き続いての埼玉公演。会場は浦和で、むしろわが家からは下北沢より近いようなのでこちらに行くことにした。
 ニュースペーパーの舞台は一度見てみたいと思っていたのに、いままでなんとなく見に行くことがなかった。もう結成18年になるのだという。公演は最近の大当たりネタである小泉首相の演説から始まって、北朝鮮ミサイル問題、リフォーム、振り込め詐欺、NHK受信料問題、憲法授業、天皇一家総登場等々と大爆笑の連続。憲法の改正について、「マイケル・ジャクソンの顔のようにいちどいじってしまったら最後、際限なく変わり果ててしまう」といって喝采を浴びるなど、おもしろければおもしろいほど、これは舞台でやるしかないもの、テレビに出ない、出られないのも仕方ないのかもと思った。政治や社会風刺といった内容ではあるけれど、達者な演者のおかげで、子どもでも十分楽しめる。もっと劇団を広くアピールすることができれば一層の成功をおさめることができるはずである。公演の中身に反比例してこの日の夜の部の入りは5、6割程度。東京でのチケット難の評判とはあまりに違って意外だった。

コメント