あおげば尊し

銀座シネスイッチ2に映画「あおげば尊し」を見に行った。泣きそうな映画は本当は一人でこっそり見に行きたかったのだが、妻、そして昨日になって高校の上の娘まで来ることになってしまった。　映画は同じ教師であった末期がんの父親の介護をする小学校教師（テリー伊藤）が、子どもたちに介護の手伝いをさせることによって、「生きる」ということを問うというもの。同時に小学校教員の抱える問題を描いている。問題が大きいだけに掘り下げが不十分、物足りなさを感じる。映像的にも場面転換が単調で、緊張感が持続しにくいのが惜しい。それでもテリーさんは好演。生き生きと授業を行う冒頭のシーンが心に残った。そしてテリーさんの母親役の麻生美代子さん。サザエさんのフネさん役であまりにも有名な方であるが、私は初めてお顔を拝見した。もう80になられるというが、とても魅力的な方であった。主に声優として活躍されているような感じなのだが、テレビのドラマなどにももっと出て欲しいものだ。
　最初の回で映画を見たので、見終わって昼食となった。銀座は久しぶりなので少し迷ったが「すえひろ」でステーキを食べる。野菜高のせいか、サラダバーが乏しかった。帰りに妻と娘が三越でデザートを買って帰ると言うので、先にやり、一人で山野楽器に入る。ちょろきゅさんのご主人を見習って、指揮棒を買い求めた。いつまでも割り箸でやっているわけにはいかない（妻にもいつもバカにされているから）。短い棒が好きなので、一番短いものを買ったが、それでももう5センチ短いのが欲しかった。