7時半にお店に。入るとすでに沢山のお客さんでにぎわっている。いちげんの我々には最適のお店全体が見渡せる入り口のテーブル席が空いていたのでそこへ。実はこの店には両側に座ることの出来る5メートルほどの見事なカウンターがあり、そちらに座ってみたいと思っていたのだが、残念。壁側にずらりと日本酒が並べられていて壮観。古い店の雰囲気もテレビで見た時の印象と同じくたいへんよろしい。まずはビールを注文。つまみに、しゃこわさ、あじのたたき、レバにら、かぶらドレッシングとお奨め品をたのんだ。
子安といえばやはりしゃこ。私も子どもの頃から祖母の家では必ず食べていた好物なのだが、この日のしゃこは、甘み、歯ごたえともにもう一つであった。レバにらが実に美味しかった。概してここは料理が美味しいらしく他のお客さんも炒め物、揚げ物をどんどん注文していた。日本酒に移ってからさらに、いわしのたたき（これがさしみのなかでは一番）、レバかつ、ポテトサラダをたのむ。飲んでいる時に気になったことだが、飲み終えてすっと帰っていくお客さんがいたこと。たぶん常連さんで、なおかつ付けがきくのではないかというふうに考えたのだが、そんな飲み方がなんともかっこいいではないか。飲み終えて会計という段になると主人がテーブルまでやってきて計算、おつりはまいかけのポケットからだすところも気に入った。妻もまた行ってみたいと満足したようだった。
コメント