おり田再訪

2005年7月25日 旅行
おり田再訪
 夏休み最初の土日、子どもたちがクラブ活動に忙殺され、ほとんど休みが無いというので、三日前に急遽那須高原のホテルを予約して出かけた。泊まりたいホテルは満杯。とはいえ強い希望もあるわけではなし、美味しい物が食べられて、温泉にたっぷり入れて星がたくさんあれば十分だろう。ゆっくり朝九時に出発、東北道は渋滞なく順調だった。東京から那須へ行く時のセオリーは、混雑する那須インターまで行かずに手前の西那須野で必ず降りること。そこから本体へ向かった方が景色も楽しめる。お昼は四月に新築されたという「蕎麦・一休」に入ってみた。せいろが900円というのはやや高い。量、味ともまずまずとは思ったが、この値段で続けようと思うのなら更なる精進が必要といえる。
 なにも予定を立てないぶらり旅なので、そのままホテルに向かったが、途中「殺生石」なる観光地に出くわしたので寄ってみた。硫黄を含んだ石が多く埋蔵されている所だそうで、かの松尾芭蕉も訪れ歌を詠んでいるところとのこと。ただただ硫黄の匂いのするところだったのだが、後から後から観光客がくるのは驚き。早めにホテルに入ると、「まずは足湯でどうぞ」というので行ってみる。私にとっては少しぬるめでいつまでたっても温まらない感じだった。すぐに大浴場の方へ向かう。こちらはさすがに良い温度。ゆっくり入った。夕食は和食のメユーに、タラバガニの食べ放題が付くというもの。和食のメニューもかなりの品数で、肝心のかにを食べる暇とお腹が無いほどだった。これは合格。今日は曇りで満天の星空というふうにはいかなかったが、それでも真っ赤な火星が鮮やかだった。
 翌朝は朝食もそこそこに会津高原へ向かう。二年前訪れた蕎麦屋「おり田」へ行くためであった。今回おり田を再び訪ねたいと、会津高原のホテルをあたったのだが取れなかったためにやむを得ず那須に泊まったわけで、再び、いやこれで三度目になる「おり田」はやはり本当に美味しいお蕎麦やさんなのである。前回注文できずに今回はと思っていた単品の天ぷらがメニューから消えていたのは残念だったが、せいろはもちろん大盛りにしたし、追加で田舎蕎麦も注文。こちらが十割そばで、これもまた旨い。蕎麦湯もそのまま飲んでも美味しい味がした。ここではサービスでお漬物をだしてくれるのだが、今回はピリ辛の味付け、以前の塩味の方が良かった。
 大満足で帰路についたのであるが、宇都宮まで高速に乗らなかったので、早めの夕飯に餃子を食べることにした。私としてはさっさと帰りたかったんだけれど。車だとビールも飲めないしね。子どもたちは有名店「みんみん」へ行くとナビでさっさと調べていた。ナンジャタウンで食べられるじゃないの。まあでもお店では池袋では食べることのできない揚げ餃子や水餃子があって合わせて注文。結果はやはり焼き餃子が圧倒的に旨かった。
 今回改めて那須は近くてとても良い所だと思った次第。年に一度は行けたらいいんだけど。

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