週末に来たCD

2005年1月23日 音楽
今週は待っていたCDが続々と届いた。
 ○古代舞曲とアリア(Helios CDH55146)
   ポール・オデット(リュート、ほか)&仲間たち
   ロジャース・コーヴェイークルンプ(T)
 レスピーギの有名な組曲をリュートを中心にしたアンサンブルで演奏した素敵なアルバム。曲は組曲版からさらに同時代の曲を加えて再構成している。単調に聴かせないためなのかバイオリン、ヴィオールもときに加わるし、オデット自身もアーチリュートや、バロックギターに持ち替えたりして演奏している。でもやっぱりソロで演奏されるものが最良のように思える。
 ○サザーランド&ヴィッカース名唱集
     (Pearl GEM0222)
 クーベリックファンの仲間からこのディスクで彼が指揮をしているとの情報がよせられ早速注文したもの。コヴェントガーデン時代の初の音源で大変貴重なものだ。しかも魔笛やマイスタージンガーの序曲や前奏曲も聴けるので、二人の歌手のオムニバス盤というよりむしろクーベリックのCDであるといえるだろう。特に魔笛は短いながらも終幕の最も聴き応えのある部分が収められており素晴らしい内容。音は我慢である。
 ○チェリビダッケ指揮ロンドン響ボックスセット
  ロンドン交響楽団がチェリビダッケを招いて行った78年から82年までの7回の公演をそのまま11枚のCDに収めている。少なくとも既製のミュンヘンフィルの数々の録音とは比べものにならないくらいに魅力的な代物である。その中でも私にとってはなんといっても80年秋の「展覧会の絵」をメインにした演奏会が嬉しい。同時期の日本公演の衝撃は今でも忘れられない。当初ごく一部に配布するだけのものとして作られたとのことで装丁がものすごく質素で不便なところもあるがこれは貴重である。
 ○ミケランジェリ
   ベートーベン、ブラームス、シューベルトを弾く
    (グラモフォンオリジナルス 457 762−2)
 4番のソナタのために買う。これまでにも協奏曲とカップリングされたりして入手は容易だったのだけれどLP時代のベートーベンの肖像画によるジャケットででないかしらと待っていたもの。待ちきれずに購入。やはり4番だけは彼の演奏に限る。
 ○ベック、ボガード&アピスライブインジャパン
  (ソニー  MHCP586)
 紙ジャケで復刻された。たすきも忠実に再現とあるが、どうせならLP時代の形態で完璧に作るべきだったね。中身はとても懐かしいものだ。実演では聴く機会はなかったけれどレコードでは本当に擦り切れるほど聴いていたと思う。でもまあ懐かしいということ以上の感想もないわけではあるが。 

   

コメント