「古書遊覧」へ

2004年2月18日 日常
 神田の三省堂で開かれている岡崎武志「古書遊覧」を覘いてきた。私は岡崎さんの文章の大ファン。氏のおかげでどれほどたくさんの良書と出会えたことか。今読んでいるチェット・レイモの「夜の魂」も自分ではとても手にとってみようとは思わない種類のものだった。4階フロアのレジ横の二坪くらいのスペースにパラフィン紙に包まれた本がひっそりと並べられていた。ただしお客さんは2,3人いました。せっかくだからなにか一冊買っていきましょうとあれこれ見て、選んでみたのがサルトル全集のなかの一冊で「アメリカ論」(700円)。でも結局その中の「デカルトの自由」という項目を読んで買わずに帰ってきてしまった。ゴメンナサイ。本当は一番欲しかったのが「古書遊覧」の告知のポスター。岡崎さんの著書の表紙を思わせる素晴らしい出来。
 三省堂に来ればディスクユニオンはセットだ。中古CDは空振りに終わったが、マンメル(T)クレーガー(g)によるシューベルト「美しき水車屋の娘」(ARS MUSI CI AM1268−2)を買うことができた。繰り返し、繰り返し聴いたシュライヤー&ラゴスニク盤と同じギター伴奏による演奏。この歌曲集を一度でもギター伴奏版で聴けばもうピアノでは聴けなくなるのではと思うのだが、このCDもシュライヤー盤に劣らず優れた演奏で聞きほれました。本当に素晴らしい。大満足。

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