だんだん仕事も忙しくなってきたぞ。お店をのぞいている暇などない。通販だけが頼りだ。
 久しぶりに単独で注文をしておいたものが届いた。入荷に最長で2ヶ月かかると書かれていたので他のものとは一緒に注文しなかったのだが、なんてことはない10日で来た。品は、ハンガリーの指揮者ジェルジィ・レヘルのバッハ「ヨハネ受難曲」(洪フンガロトン CLD4024−25)。ヨハネは7組めくらい。大切な作品だ。
 レヘルはブラームスの交響曲全集の録音が有名らしいが、ある本でよんだところ「小編成の楽曲も手堅い演奏をする」とあった。おそらくレパートリーの広い指揮者なのだろう。私のレヘルに関する知識はこれで全て。
 71年録音のこのヨハネはもちろん現代楽器による演奏によるもの。非常にオーソドックスな演奏で、ソリストも聞いたことのない人ばかりながら立派な歌いぶりである。合唱の音色がバラつき気味に聞こえるのは録音があまり良くないせいかも。最後のコラールが実にスケール大きく歌われている。今はあまり流行らないような表現ではあるけれど、ジュリーニのロ短調のようで悪くない。

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